山梨県丹波山村(やまなしけんたばやまむら)

きれいなトイレで七ツ石山の自然を守る!|七ツ石小屋バイオマストイレ保全プロジェクト|

寄付金額1,022,000

目標金額3,000,000

達成率34%

  • 達成率

    34%
  • 支援人数

    57
  • 終了まで

    64日/90

寄付募集期間

2025年10月24日2026年01月22日90日間)

概要

山梨県丹波山村×YAMAP

東京都最高峰の雲取山や、飛龍山、七ツ石山の登山口を擁する丹波山村は、登山者の安心安全と環境保全の両立に取り組んできました。昨年度は、ふるさとチョイスGCF×YAMAPふるさと納税を通じ、雲取山の登山道整備への協力を呼び掛けるプロジェクトを実施し、多くの方にご支援いただきました。その次の一歩として、今回は七ツ石山の「七ツ石小屋」に設置しているバイオマストイレのメンテナンスを行い、山を汚さない仕組みを未来へつないでいきます。

信仰と歴史、自然が織りなす唯一無二の七ツ石山

東京都と山梨県の境にそびえる標高1,757mの七ツ石山は、古くから信仰の山として知られ、山頂付近には「七ツ石神社」があります。この神社は、平安時代の伝説の武将・平将門を祀るといわれ、将門が戦いの折にこの地へ逃れ、七つの石を積んで戦勝を祈願したという言い伝えが残っています。また、山神の使いとされるオオカミが狛犬として納められていることでも有名です。

山頂からは、富士山や雲取山、鷹ノ巣山などの雄大な眺望が広がり、四季折々の自然が登山者を迎えます。春には新緑、夏は清涼な風、秋は紅葉、冬は霧氷と、訪れるたびに異なる表情を見せるのも魅力。七ツ石小屋は、七ツ石山の山腹に位置する小屋で、平成28年度から丹波山村が管理しています。

トイレの設置から10年経過、メンテナンスが急務

七ツ石小屋には、バイオマストイレが設置されています。水を大量に使わず、槽内の素材と微生物の働きで汚物を分解・安定化させるバイオマストイレは、上下水道のない山岳地でも設置でき、搬入する水や電力、排出する汚水を最小限に抑えることができます。環境負荷が小さいのが特長ですが、分解の過程で少しずつ蓄積していく汚泥を定期的に抽出しなければ、衛生状態と処理機能を保つことができません。

七ツ石小屋のバイオマストイレは、設置から11年を迎えており、機能を健全に保つために汚泥の抽出を行う必要があります。バイオマストイレは、概ね10年ごとにメンテナンスが必要で、対応が遅れると、分解機能の低下や悪臭の発生につながり、利用環境と周辺自然への影響が懸念されます。こういったトラブルを未然に防ぐため、来年8月に汚泥を抽出し、ヘリコプターで搬出する作業を行う計画です。

きれいなトイレで、快適な登山環境を持続可能に

快適な登山の陰には、衛生環境を静かに支える仕組みがあります。七ツ石小屋のバイオマストイレは、上下水道の届かない山岳環境で、微生物の働きにより汚水を分解し、自然への負荷を抑えながら、登山文化を下支えしてきました。今回、バイオマストイレのメンテナンスを適切に行うことで、土壌や沢の水質への影響を抑え、山域の健やかさを保ちます。

こうした「見えない基盤」を守り続ける活動を理解し、協力していただける人を増やすことも、豊かな自然を後世に継いでいくために不可欠だと考えます。次にこの山を歩く誰もが、気持ちよく安心して過ごせるように。温かいご支援をお願いいたします。

寄附金の使い道

お寄せいただいた寄附金は、来年8月に予定しているバイオマストイレの汚泥の抽出・搬出・輸送・処理等に充てます。一連の作業は、専門業者が適切な施設で法令・安全基準に基づき実施します。

目標金額に達しなかった場合、また、目標金額以上の寄附をいただいた場合でも、本プロジェクトの財源として活用させていただきます。

お礼の品もお選びいただけます

丹波山村のミズナラの木の樽で熟成させたウイスキーや、収穫時期はわずか3週間という稀少な原木舞茸のほか、ジビエ、薪など、丹波山村の豊かな山の幸をお礼の品としてお選びいただけます。

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進捗情報

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お礼の品