新潟県妙高市(にいがたけんみょうこうし)

「火打山のライチョウを未来へ」絶滅危惧種「ライチョウ」の生息地保全活動

寄付金額0円

目標金額1,600,000円

達成率0%

  • 達成率

    0%
  • 支援人数

    0人
  • 終了まで

    92日/92日

寄付募集期間

2026年10月01日~2026年12月31日(92日間)

概要

新潟県妙高市 × YAMAP

新潟県妙高市の火打山にはライチョウが棲んでいます。
火打山は日本のライチョウ生息地の最北で、約25羽という国内で最も小さい群れが生活しています。
今、地球温暖化などの影響によって火打山ではライチョウ生息地の環境が変化しており、このままではライチョウがいなくなってしまうかもしれません。

そこで、妙高市では希少なライチョウを守るための活動費用をGCF(ガバメントクラウドファンディング)で募ります。
皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

「火打山のライチョウを未来へ」絶滅危惧種「ライチョウ」の生息地保全活動

火打山のライチョウとは?

新潟県妙高市にある日本百名山の一つ「火打山」は、妙高戸隠連山国立公園内に位置しており、ライチョウが棲む山として知られています。
ライチョウは、国の特別天然記念物と絶滅危惧種に指定されており、国内には約2,000羽が生息しています。そのうちの約25羽程度の小さい群れが「火打山のライチョウ」です。

ライチョウは高山帯のみに生息しており、本州中部の山岳に5つの群れが隔離分布しています。
その中で、日本のライチョウの生息地の一番北となる火打山は、標高が比較的低いものの、日本海側に面していることから、冬は世界有数の豪雪地となります。
ライチョウの小さな群れは、この火打山に氷河期から暮らしています。

人をあまり恐れず、たまに登山道近くに現れることから、火打山の登山者は予期せぬライチョウとの出会いが特別な思い出となります。

火打山のライチョウ
火打山のライチョウ
雪原となった火打山で冬を耐え忍ぶライチョウ
雪原となった火打山で冬を耐え忍ぶライチョウ

地球温暖化による火打山の環境変化

そんな火打山では今、自然環境の変化が起こっています。
地球温暖化等の影響により背の高い植物が増え、ライチョウのエサとなる背の低い植物が減っています。
そのため、以前はライチョウがよく見かけられた火打山の「ライチョウ平」と呼ばれる場所でその姿がほとんど見られなくなってしまいました。

また、シカやキツネなどの動物がライチョウの住む高山帯で多く確認されています。
草食の動物が多くなるとライチョウのエサとなる草木を食べつくす食害が起こるかもしれません。また、肉食の動物が多くなるとライチョウの捕食が心配されます。

ライチョウにとって約25羽という群れの規模はとても小さく、その数の少なさから少しの環境変化が絶滅に直結してしまいます。
その原因が地球温暖化など人の営みによるものである場合、取り返しがつかなくなる前に人が対策をしなくてはいけないと考えています。

ライチョウのエサの一つ「コケモモ」
ライチョウのエサの一つ「コケモモ」

火打山におけるライチョウ保護の取組

火打山ではライチョウの生息環境を保護するため、様々な取組を実施しています。

・ライチョウの生息数や生息場所の確認
・ライチョウのエサとなる植物の植生を回復させる活動
・高山帯における哺乳類の侵入状況の調査
・ライチョウの捕食状況を確認するための哺乳類の糞の調査など

GCFの目的

ライチョウのエサとなる植物の植生を回復させる取組

ご支援をお願いしたい事業をご説明いたします。

火打山のライチョウの生活に直接的に関係する活動として、ライチョウのエサとなる植物の植生を回復させる活動があります。
これは、標高約2,200mの高山帯でライチョウのエサとなる背の低い植物の植生を増やすため、地球温高化等の影響により増殖している背の高いイネ科植物を刈り取るというものです。
ボランティア、環境省、妙高市などが協力し、山小屋に泊まって作業を行います。
この活動は、高山帯の希少な植生の中で行うため、作業区域を明確に区切り、様々なモニタリングに基づいて慎重に実施しています。

作業前後には、植生を記録して効果を検証しているほか、センサーカメラによるライチョウの出没状況の変化や他の動物の侵入状況の確認を繰り返します。
これ以外にも、数万枚にのぼる画像の解析など、さまざまな調査までを含めると、作業期間よりも多くの時間と労力、費用がかかります。
このため、モニタリングにかかる費用をご支援いただきたいものです。

私たちは、この事業を継続、発展させていくことで、火打山のライチョウを守り、未来へつないでいけると考えています。皆さまのご寄付をよろしくお願いします。

※ライチョウの保護活動等に関するボランティア募集については、下記のサイトをご覧ください。

https://www.myokokankyokaigi.jp/
ライチョウ平での刈り取り作業の様子
ライチョウ平での刈り取り作業の様子
晴天時はライチョウ平から火打山を眺めることができます
晴天時はライチョウ平から火打山を眺めることができます

見え始めた事業の効果

寄付金を活用して実施した事業についてご報告します。
令和8年7月と8月に、それぞれ2泊3日の日程でライチョウの重要な採食地である「ライチョウ平」でイネ科植物の刈り取り作業を実施しました。
作業範囲は広い場所で、2,400㎡(40m×60m)にもわたりますが、2回の活動には延べ52名のかたにご参加をいただき、約110キロのイネ科植物を刈り取ることができました。
この作業は今年度で7回目となりますが、作業開始前でもこれまでに刈り取り作業を行った箇所と行っていない箇所の違いがはっきりと分かるようになり、人の目で見ても効果が出ていることが分かるようになってきました。

作業開始前のライチョウ平のイネ科植物の状況(令和8年8月)
作業開始前のライチョウ平のイネ科植物の状況(令和8年8月)

また、7月の活動ではライチョウ平にハクサンコザクラが咲き、群落となっている様子も確認できるようになりました。

【動画】ライチョウ平に咲いたハクサンコザクラの群落(令和8年7月撮影)

今回の作業の結果は今後取りまとめていくことになりますが、ライチョウ平で表れ始めたの変化は、本来の植生に回復しつつあることを示していると考えられ、ライチョウ保護の取組の継続によって、ライチョウ平にライチョウが戻ってくることが期待できます。

その他、この事業では以下の項目についても調査を行っています。
・センサーカメラによるライチョウや哺乳類の出現状況の調査
・ライチョウを捕食する哺乳類の糞の調査(捕食の状況の調査)

寄付金の使い道

皆様からいただいた寄付金は下記の費用に活用させていただきます。

〇令和9年度 火打山周辺におけるライチョウ生息地回復調査
・火打山の高山帯における事業区設置
・事業区内の植生確認
・事業区内の環境改善活動(背の高いイネ科植物の刈取作業)の運営
・センサーカメラによるライチョウ等の出没状況調査
・ライチョウ捕食者の糞の採取
・業務に係る機材や消耗品費、など

※寄付をお願いするこれらの費用は、分析やモニタリング等に必要な経費であり、草取り作業のための人件費は含まれていません。作業に係る人件費等は参加者個人及び参加団体が負担しています。

〇令和9年度 頸城山塊ライチョウ個体群生息地実態把握調査
・繁殖期、非繁殖期におけるライチョウ個体数調査
・大型哺乳類の生息実態把握調査

※目標額を上回った場合及び下回った場合も次年度以降の本調査に活用いたします。

最後に

ライチョウの生息数は一つの大切な指標で、国立公園妙高の自然環境の豊かさを表すものです。
ライチョウなどの象徴的な生き物に限らず、花や蝶、両生類など小さくても珍しい生き物もたくさん棲み続けています。
あまり多くの種を調べることはできませんが、ライチョウの保護をはじめとする様々な自然環境保全活動を行っており、生物の多様性を保った妙高市の自然環境を次の世代に引き継ぐことが目標です。
ぜひ、私たちの活動にご理解とご支援をよろしくお願いします。

雪原を走るライチョウ
雪原を走るライチョウ
ライチョウの親子
ライチョウの親子
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進捗情報

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