
概要
福岡県久留米市×高良山竹林環境研究所

私たち高良山竹林環境研究所は、「竹林整備を通じて、宝の山『高良山』を次世代につなげていく」ことをミッションに掲げ、2022年春に活動をスタートしました。
竹林を整備するだけでなく、これまで放置されていた伸びたタケノコを活用した「くるめ高良山メンマ」をつくり、「おいしく食べること」も竹林整備につながるという、新しい関わり方を広げています。
そして2025年からは、活動に関わる人をさらに増やすため、「だれもが楽しく参加できる新しい竹林整備の仕組みづくり」に挑戦しています。高良山の麓にある空き家を活動拠点として整備し、人が集まり、交流や活動が生まれ、そこから生まれる収益や支援を次の竹林整備へつなげる循環を育てていきます。
◆久留米市外にお住まいの方はもちろん、久留米市民の皆様もご寄付いただけます。
※本事業に返礼品はありません。あらかじめご了承ください。
課題
どうやって高良山を守って行くのか
竹林整備を始めたきっかけは、両親が守ってきた先祖代々の高良山の山林を、「この先、私たちは守り続けられるのだろうか」と感じたことでした。
祖父母の時代は、ミカンや筍など山の恵みを生業とし、山を守ることが暮らしの一部でした。
両親の世代になると、会社勤めの傍ら、親戚や地域の助け合い、ボランティアによって守る形へと変化しました。
しかし高齢化が進み、その形だけでは竹林整備を続けることが難しくなっています。
そして、ふと周りを見渡すと、同じように手入れが行き届かず、枯れた竹が散乱している竹林が高良山のあちこちにあることに気づきました。

竹林整備活動の必要性
山が荒廃し、生態系が崩れる原因の一つに放置竹林問題があります。
竹は、成長スピードが早く、どんどん根(地下茎)を広げ、周囲の木よりも高く伸びていくため、木々の成長を妨げてしまいます。また、根(地下茎)が浅いため、適切に管理されていない竹林がある斜面は、大雨の際に土砂崩れを起こすリスクが高くなります。
放置竹林が増える背景には、竹の代わりに安価なプラスチックを原料とする製品が増え、竹の需要が激減したこと、過疎化・高齢化により竹林を維持管理する人口が減っていることがありますが、山の環境と地域の安全を守るためにも継続的な竹林整備が必要です。

自分たちの時代にあった竹林整備の仕組み
時代とともに社会環境が変化する中、私たちの世代では、どうすれば山を守り続けられるのでしょうか。
活動を続ける中で、大切なことが見えてきました。
①ボランティアだけでは続かない
②楽しくないと続かない
③応援してくれる人がいないと続かない
こうして、「誰もが楽しく参加できる新しい竹林整備の仕組みをつくり、高良山を守る」というビジョンが生まれました。
そして今、その仕組みが少しずつ形になり始めています。

竹を切る人だけが竹林整備の担い手ではありません
新しい竹林整備の仕組みは、みんなが、自分にできる方法で竹林整備に参加できる仕組みです。
拠点「衆」を中心に、人が集まり、活動に参加し、メンマの購入や寄附・協賛などさまざまな形で応援してもらうことで、活動資金が生まれます。その資金を次の竹林整備に活用し、また新たな参加や応援につなげていきます。
人・活動・資金が循環することで、竹林整備を継続できる仕組みを目指しています。
事業内容
昨年のご支援で、活動拠点づくりがはじまりました
「誰もが楽しく参加できる新しい竹林整備の仕組み」を続けていくためには、人が集まり、つながり、それぞれの形で活動に関われる場所が必要です。
昨年挑戦したクラウドファンディングでは、目標300万円に対して、2,152,000円、177名の方からご支援をいただきました。
改めて心からお礼申し上げます。
そして、その資金を活用して、現在高良山の麓にある空き家の改修工事を進めており、活動拠点としてだけでなく、地域の方たちや高良山を訪れる方たちがちょっと一息できる場所を作っています。

拠点「衆」が12月5日から始動します
竹林整備活動拠点「衆(しゅう)」として、いよいよ2026年12月5日にオープン予定です。
「衆」の名は、かつて高良山を守ったと伝わる「高良山衆(こうらさんしゅう)」に由来します。私たちの時代は、竹林整備や食、イベントなど暮らしの中のさまざまな関わりを通して山を守っていく、そんな「現代の高良山衆」が集まる場所にしたいという思いを込めました。
拠点「衆(しゅう)」では週末営業や定期的な竹林整備イベントを行い、「知る・参加する・つながる」場所に育てていきます。

新たな課題①メンマを作り続けやすい拠点へ
今年、初めて拠点「衆(しゅう)」で地域の皆さんと「くるめ高良山メンマ」づくりを行いました。その中で、加工を行う庭と保管場所である倉庫が離れており、運搬に手間がかかる、倉庫だとメンマの保管スペースとして広さが足りない、舗装スペースがあると作業がしやすいという課題が見えてきました。
そこで、庭に面した和室をメンマの新たな保管スペースに改修し、庭の一部を舗装することで改善していきます。

新たな課題②収益を生む拠点としてのハードづくり
拠点を継続して運営していくためには、活動の中から運営資金を生み出す仕組みも必要です。そのために、庭に外部電源、トイレ、流し台などを整備し、いろいろな人が使えるシェアスペースにします。
メンマの加工作業がしやすくなるだけでなく、キッチンカーの出店、マルシェや交流イベント、BBQ、登山客のトイレ休憩や足洗いなど、さまざまな使い方ができる場所にします。
竹林整備の日以外にも、高良山を訪れる人が気軽に立ち寄り、利用したくなる拠点を目指します。そこで生まれた収益は、拠点運営や竹林整備活動に活用していきます。

活動スケジュール・目指す成果
この活動は昨年度から続くプロジェクトのため、昨年のご寄附で実行していることと、今年のクラウドファンディングで実現したいことを改修工事(ハード作り)と拠点運営(ソフト作り)に分けて活動スケジュールにまとめました。
また、昨年・今年とこのプロジェクトを継続して進めていくことで、
竹林整備に関わる人(関係人口)が増え、「人・活動・お金」の循環ができ、「竹林整備が高良山の日常になる」ことを目指しています。


寄付金の使い道

※目標金額を上回った場合、下回った場合も、本事業に活用させていただきます。
※万が一、本事業が中止になった場合は、久留米市の市民活動を支援する事業に活用させていただきます。あらかじめご了承いただきますようお願いします。
高良山竹林環境研究所メッセージ
高良山を大切に思う人たちと一緒に、
この拠点を少しずつ育てていきたいと思っています。
竹を切る人も、メンマを食べる人も、応援してくださる人も。
それぞれの関わり方で、ぜひ私たちと一緒に高良山を未来へつないでください。
2026年10月吉日 高良山竹林環境研究所メンバー一同

代表からのメッセージ
「高良山」は、私が物心ついた頃から何度も登ってきた、とても身近で大切な山です。
この高良山をきれいにし、次世代へつないでいく。そのためには、竹林を整備するだけでなく、活動を続けていける仕組みをつくることが必要だと考えています。
昨年のクラウドファンディングでは、地域の皆さんや多くの方々からご支援をいただき、竹林整備活動の拠点づくりを進めることができました。そして何より大きかったのは、クラウドファンディングを通して、私たちの活動を知ってくださる方が増え、「高良山を大切に思う人」がこんなにもたくさんいることを実感できたことです。
一方で、昨年は私たち夫婦二人で広報活動を行っていたため、十分に情報を届けることができず、まだまだ活動を知っていただけていない方がたくさんいることも感じました。
だからこそ今年は、より多くの方に高良山の現状や私たちの活動を知っていただき、応援の輪をさらに広げていきたいと考えています。
昨年の挑戦をきっかけに、今年は一緒に活動してくれる仲間が増え、地域の皆さんからもたくさんの声をかけていただけるようになりました。活動は少しずつ、「私たち二人の活動」から「みんなで高良山を守る活動」へと形を変え始めています。
これからは、竹を切る人だけでなく、メンマをつくる人、食べる人、拠点を利用する人、寄附や協賛で応援してくださる人など、一人ひとりが自分にできる形で高良山と関われる仕組みを育てていきたいと思っています。
高良山の麓に、地域の人も、学生も、登山客も、観光で訪れた方も気軽に立ち寄り、交流し、高良山のことを知ることができる場所をつくる。そして、そこから生まれる人のつながりや活動、資金を、竹林整備へとつないでいく。
竹林整備を、高良山の日常へ。
この未来を、皆さまと一緒に育てていきたいと思っています。
久留米、高良山を愛するすべての皆さまのご支援、ご協力を、心よりお願い申し上げます。
2026年10月吉日 高良山竹林環境研究所 代表 渡辺 琢磨

進捗情報
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