静岡県(しずおかけん)

南アルプス三伏峠のお花畑を復活させたい!~静岡県防鹿柵再整備プロジェクト~

寄付金額823,000

目標金額3,000,000

達成率27.4%

  • 達成率

    27.4%
  • 支援人数

    97
  • 終了まで

    127日/158

寄付募集期間

2026年06月12日2026年11月16日158日間)

概要

静岡県×YAMAP

日本百名山、南アルプスの塩見岳に向かう拠点として、多くの登山者を迎える三伏峠(さんぷくとうげ)。
かつては、峠周辺に高山植物のお花畑が広がり、峠からの塩見岳の眺めは「天下一品」とうたわれていました。
 
そのお花畑が、近年増加しているニホンジカの食害により消失する事態となったことから、静岡県は、2002年からボランティアの皆様との協働により、防鹿柵(計5地区)の設置と維持管理に取り組み、一部のお花畑を回復させることができました。

ところが、世界を襲ったコロナ禍により、南アルプスでのボランティア活動の自粛を強いられ、この間、十分な維持管理が実施できなかったため、防鹿柵が積雪により大きく損傷し、撤去せざるを得ない状況となりました。この結果、三伏峠の東側のお花畑は、再びほとんど食べられてしまい、このまま放置すると地面が剥き出しとなり、お花畑が将来に渡って失われてしまうおそれが指摘される事態となっています。

このため、静岡県は、お花畑の再復活に向けて、手遅れになる前に防鹿柵を再整備すべく、登山アプリを運営する株式会社ヤマップの協力の下、ふるさと納税によるクラウドファンディングに取り組みます。

【第1弾(2026~2027)】
損傷した防鹿柵の処分、再整備する柵の線形や資材の検討、一次復旧
【第2弾(2027以降)】
第1弾の進捗に応じて、資材調達や柵設置のため御寄附を募り、二次復旧

かつてのお花畑に囲まれた三伏峠を取り戻し、ユネスコエコパークに認定された「世界の宝」である南アルプスを未来に引き継ぐため、皆様の御協力をお願いいたします。

※居住地を問わず、本プロジェクトへの御寄附(お礼の品なし)は「ふるさと納税」として税控除の対象となります(自己負担2,000円を除く)。
※静岡県内にお住まいの方も対象となります。

※寄附ページを進むと「ログイン」とでますが、ページの下部から「会員登録しないで寄付する」も選択できます。

御寄附いただく皆様へ、感謝を込めて寄附者名を三伏峠小屋に掲示いたします

本プロジェクトへの御寄附に対して、お礼の品はお送りしていませんが、南アルプスへの想いに感謝し、御寄附いただいた方のお名前等をプロジェクトの報告書に掲載し、三伏峠小屋で掲示いたします。プロジェクトの趣旨に賛同いただける方の温かい御支援、御協力をお待ちしています。

「天下一品」の絶景とうたわれた三伏峠のお花畑を未来へ引き継ぐために

日本百名山・塩見岳の登山拠点、三伏峠の魅力と現状

三伏峠から望む塩見岳(2015年) 
三伏峠から望む塩見岳(2015年) 
かつての三伏峠 上段©久保氏 左下©深野氏 右下©板東氏
かつての三伏峠 上段©久保氏 左下©深野氏 右下©板東氏

広大な南アルプスのほぼ中間に位置する日本百名山・塩見岳の登山拠点である三伏峠(さんぷくとうげ)(標高2,580m)は、静岡県と長野県をまたぐ日本で最も高い峠として、古くから多くの旅人や登山者を迎えてきました。
峠周辺では、亜高山帯の森の中に突如として現われる高山植物のお花畑が知られており、お花畑越しに望む塩見岳の絶景は、深田久弥氏の著書「日本百名山」において「天下一品」と賞されるなど、訪れた方を魅了してきました。
しかしながら、現在、三伏峠のお花畑は2度目の危機に瀕しています。

お花畑が消失した三伏峠(当時)©鵜飼一博氏(2005年)
お花畑が消失した三伏峠(当時)©鵜飼一博氏(2005年)
稜線付近で見られたシカの群れ
稜線付近で見られたシカの群れ

南アルプスでは1990年代末頃から、ニホンジカの食害によるお花畑の衰退が激しくなり、三伏峠においても、2000年代前半には、シカの好まないバイケイソウなどだけがわずかに残る、芝生のような景観に変貌してしまいました。
お花畑が失われると、高山植物を餌とするライチョウや蝶などの生息環境が脅かされるほか、食害の進行により表土が流出し、植物が生育できなくなるといった不可逆的な影響が生じる可能性が指摘されています。

防鹿柵の設置(当時)(2007年)
防鹿柵の設置(当時)(2007年)
復活しはじめたシナノキンバイなどのお花畑(2012年)
復活しはじめたシナノキンバイなどのお花畑(2012年)

当時、お花畑の減少の原因がまだ特定されていなかったころ、静岡県ではシカの食害に着目して、2002年からボランティアの皆様との協働により防鹿柵の設置に着手しました。三伏峠では、登山道の西側(2007年)と東側(2008年)にそれぞれ防鹿柵を設置した結果、ミヤマシシウド、シナノキンバイ、ムカゴトラノオなどのお花畑を回復させることができました。
このことから、シカの食害が原因だったことや、ほとんどなくなったかと思われた高山植物も、柵で保護すれば10年ほどで食害を受ける以前の状態に回復することがわかりました。

コロナ禍後の柵の損傷と課題

雪の重みで倒壊した防鹿柵
雪の重みで倒壊した防鹿柵
三伏峠の防鹿柵(空撮)
三伏峠の防鹿柵(空撮)

防鹿柵は、風雪の影響による損傷が避けられないため、毎年の維持管理が欠かせません。これまで、ボランティアの皆様と協力し、補修等を継続して行ってきましたが、コロナ禍で活動を自粛せざるを得なくなったことで、十分な維持管理ができませんでした。
その結果、東側の柵は簡単には補修できないほどに倒壊が進行し、復活を果たしたお花畑が再びシカの食害を受けるようになってしまいました。

現在の三伏峠 手前の東側と奥の西側では植生がはっきりと異なる
現在の三伏峠 手前の東側と奥の西側では植生がはっきりと異なる

東側の柵については、倒壊した柵を起こし、簡単な補修を行って経過を観察してきましたが、シカの侵入は止められず、柵内の植生に改善が見られません。このため、シカの侵入を確実に防ぐには、倒壊した柵を撤去し、早急に新たな柵を設置する再整備(復旧)が必要となっています。
【一次復旧】まずは柵の撤去により生じた開口部を閉じるための柵を設置
【二次復旧】さらに広範囲に柵を設置
総事業費は700万円以上(想定)であり、その費用に不足が生じている状況です。

プロジェクトの取組

「クラウドファンディング防鹿柵」として、三伏峠の防鹿柵(東側)の再整備を目指します。
2026~2027年度は、プロジェクト第1弾として、撤去した防鹿柵の処分に加え、再整備する柵の線形、資材の検討、一次復旧を行います。
2027年度以降、プロジェクト第2弾の御寄附を募り、資材の購入とヘリコプターによる荷揚げ、柵の二次復旧を行う予定です。

寄附金の使い道

クラウドファンディング型防鹿柵の再整備費用

皆様からの御寄附は、以下の取組に活用します。
・撤去した防鹿柵の処分、一次復旧に要する費用
・再整備する防鹿柵の資材の購入やヘリコプターによる荷揚げに要する費用
・作業に携わるボランティアの活動費用
※目標金額以上の寄附をいただいた場合は、本プロジェクトに関わる事業費として使用させていただきます。
 目標金額に達しなかった場合においても、本プロジェクトの事業費として活用させていただきます。

寄附者名の掲載

プロジェクトの経過を記録した報告書に、御寄附いただいた方のお名前等を掲載します。
報告書は、三伏峠小屋の営業期間中、小屋で掲示する予定です。
報告書には、お名前等を金額順、五十音順で掲載いたします。
表記方法は、寄附額に応じた文字の大きさといたします。

1円以上 …小サイズでの表記(シルバーサポーター)
1万円以上…中サイズでの表記(ゴールドサポーター)
5万円以上…大サイズでの表記(プラチナサポーター)

また、静岡県自然保護課が事務局を担う「南アルプス友の会」の会報誌「みんなの南アルプス」や、県ホームページ等にも報告書の内容を掲載する予定です。

【注意事項】
・お名前の掲載は最低でもA4で10pt以上(1文字あたり2ミリ四方以上)を予定しています。
・皆様から収集した個人情報は、このプロジェクトに係る目的以外には使用しません。
・報告書へのお名前の掲載を希望しない方、イニシャルほか別称を希望する方は、申込み画
 面の備考欄にその旨※を記載してください。
※名前掲載希望しない、名前掲載 N.N など。
 特殊文字ほか、都合により掲載できない場合があります。

プロジェクトを応援する声

南アルプス高山植物保護ボランティアネットワーク 鵜飼一博

私は平成15年から南アルプスのお花畑の保全に携わっています。約20年たっても、いまだに初めてみた三伏峠の景色は忘れることがありません。事前学習として百花繚乱の三伏峠のお花畑の写真を見ていたのですが、現場に着くとゴルフ場のグリーンと思えるような景色が広がっていました。

その後、関係機関に現状報告し、植生保護柵(防鹿柵)の設置を訴えたところ、翌年から防鹿柵の設置を始めることができました。防鹿柵を設置したところで「果たしてお花畑は回復するのか?」という問いに対して、その当時は誰もが「不可逆的であって、元々あった植生には戻らないのでないか」と考えていました。

しかし、約20年、三伏峠の防鹿柵の維持に努め、ニホンジカの侵入を防いできた結果、現在では昭和50年代の頃のお花畑と同等まで回復してきました。

数万年の歴史の結果が凝縮された南アルプスのお花畑を次の世代に引き継ぐためにも、防鹿柵の維持管理が必要です。

登山家・山岳ライター 大石明弘

はじめて南アルプス・荒川岳のお花畑を見た時の衝撃は忘れられない。雲上の世界に鮮やかな黄色の斜面が、視界を埋め尽くすように広がっていた。朝、登山口を出て、まったく知らずにそこまで走り登ってきた私は、衝撃で立ち尽くした。世界の果てまで行かなくても、奇跡的な自然の風景が、こんな近くにあったのだ。
その後そのお花畑は、鹿による食害で、徐々に面積を減らしていったが、鹿柵により保護され、今は回復に向かっている。
私は見たことがないが、三伏峠にも以前は、荒川岳に劣らない広大なお花畑があったという。だが今は、鹿柵の崩壊により、そのお花畑が消滅の危機に瀕している。
荒川岳で感じたあの感動を、私は三伏峠でも受けてみたい。さらに、その光景を未来の子どもたちにも残したい。
静岡の街から少し離れたところに、想像を超えた美しい世界が広がっている。その思いは、自分たち、そして未来の人々の暮らしを、きっと豊かにしてくれるだろう。

※応援メッセージは、随時追加していきます。

応援してくださる皆様へ

静岡県自然保護課からのメッセージ

ボランティアの皆様(三伏峠小屋前にて)
ボランティアの皆様(三伏峠小屋前にて)

私たち静岡県自然保護課は、2002年から防鹿柵の設置に取り組み始め、三伏峠においては2007年に防鹿柵を設置し、お花畑の保全に取り組んできました。保全活動を約20年間継続できている背景には、南アルプスを愛する皆様の想いと、現場で活動していただいた、数え切れないほど多くのボランティアの皆様の御協力があります。この活動に関わる一人として、三伏峠のお花畑を未来に引き継ぐ取組を続けていくことの意義を感じています。
ニホンジカの脅威からお花畑を守るには、皆様の応援と行動が「力」になります。ぜひ、一緒に取り組みましょう。
皆様の温かい御支援をよろしくお願いします。

※寄附ページを進むと「ログイン」とでますが、ページの下部から「会員登録しないで寄付する」も選択できます。

ご寄附の方法

個人の皆様へ

緑色の「ふるさと納税で応援」ボタンをクリックし、御寄附にお進みください。
居住地を問わず、ふるさと納税による税額控除を受けられます。
(静岡県内にお住まいの方も税額控除の対象となります)
※寄附ページを進むと「ログイン」とでますが、ページの下部から「会員登録しないで寄付する」も選択できます。

■インターネットでのお振込みが困難な方
ご連絡をいただけましたら郵便局の払込取扱票を郵送いたします。
(静岡県自然保護課 054-221-2963 shizenhogo@pref.shizuoka.lg.jp)

法人・団体の皆様へ

本プロジェクトへの御寄附を希望される法人・団体の皆様は、静岡県自然保護課富士山・南アルプス保全班まで御連絡ください。
(電話番号:054-221-2963  Email:shizenhogo@pref.shizuoka.lg.jp)

  • インフラ・交通・施設
  • 自然・環境

進捗情報

★御礼★60万円到達 登山家 大石明弘氏からの応援メッセージ

2026年6月29日(月) 16:17

★御礼★60万円到達 登山家 大石明弘氏からの応援メッセージ

昨日、寄附金額が目標の20%である60万円を超えました。
静岡県内の方はもちろんのこと、遙かに遠方の方からの御寄附も頂戴しており、
南アルプスを後世に残したいという想いが広く共有されていることにとても誇らしく思います。
改めまして御寄附をいただいた皆さまに心よりの御礼を申し上げます。

さて、Instagram「静岡県自然保護課」にても御案内いたしましたが、
静岡市を拠点に活動される登山家、大石明弘氏から本プロジェクトへの応援メッセージを頂戴しました。
大石様には静岡県が出資する一般財団法人南アルプスみらい財団の
テクニカルアドバイザーを務めていただいております。
プロジェクトページにて公開中ですので、是非ご覧ください。

どうぞ引き続き応援よろしくお願いします。


★御礼★30万円到達!

2026年6月22日(月) 19:51

★御礼★30万円到達!

昨日、寄附金額が目標の10%である30万円を超えました。
返礼品がお渡しできないにも関わらず全国各地から、本プロジェクトを応援してくださり、誠にありがとうございます。
続々と頂戴する応援メッセージを拝見し、身の引き締まる思いです。
夏山シーズンを間近に控えるなかで、三伏峠の現場の準備を加速していきたいと思います。

去る5月中旬、三伏峠の防鹿柵の立上げを実施してきました。
環境省のレンジャーや、熟練のボランティアの方々のお力をお借りして、
快晴の塩見岳を眺めつつ、無事に作業を終えることができました。

柵の復旧に利用できる資材の点検や、処分する廃材の仕分けなど、
現場の作業は山積みでいつも時間に追われることになりますが、
南アルプスを守りたいというボランティアの皆さまの熱意に直接触れ、
毎回励まされる思いがいたします。

梅雨明け後には本格的な復旧準備がスタートします。
どうぞ引き続き応援よろしくお願いします。


クラファン開始!現場の動き

2026年6月16日(火) 18:15

クラファン開始!現場の動き

2025年度末から用意してきたクラウドファンディング「南アルプス三伏峠のお花畑を復活させたい!静岡県防鹿柵再整備プロジェクト」が、6月12日(金)、いよいよ始まりました!
開始から5日、これまでのあいだに早速ご寄附いただいた皆様、誠にありがとうございます。
想いのこもった応援メッセージを拝読し、自然環境保全への思いを新たにしています。
この応援を原動力の一つとして、プロジェクトの実現に向けて、努力してまいります。

WEB上での寄附金の募集と並行して、三伏峠の現場では事前準備を進めています。
GWには一晩で雪景色となった三伏峠で、現地状況や関係者との調整状況を確認しました。
引き続きの応援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。