鹿児島県徳之島町(かごしまけんとくのしまちょう)

アマミノクロウサギさんを守る。この島で100年後も仲良く暮らしたい。

寄付金額614,500

目標金額2,500,000

達成率24.5%

  • 達成率

    24.5%
  • 支援人数

    39
  • 終了まで

    75日/90

寄付募集期間

2025年11月05日2026年02月02日90日間)

概要

鹿児島県徳之島町

徳之島には国の天然記念物アマミノクロウサギさんが暮らしています。
数年前までは残り200頭と絶滅の危機でしたが、様々な皆様の保護活動などが実を結び、現在は個体数が増えてきています。
しかし、個体数の増加は人間とウサギさんとの距離を近くし、道路でのロードキル(交通事故)や、食害被害(農作物をかじってしまう)など様々な問題も発生しています。

私たちは100年後もアマミノクロウサギさんと仲良く暮らしたい。

これまでも、たくさんの皆様に応援をいただきながら、ウサギさんを守るための対策を実施してきました。
そして、効果があった取り組みや、今後さらに強化していきたい取り組みなど、今年も全国のみなさまの応援もいただきながら、全力で取り組んでいきたいと思います。

日頃より、鹿児島県徳之島町の取り組みにあたたかい応援をいただき、誠にありがとうございます。

世界自然遺産にも登録された鹿児島県徳之島は、ダイナミックな大自然が広がり、世界でも稀少な動植物が残る島です。

また、闘牛や島唄など、たくさんの伝統文化が残り、温暖な気候を生かしたフルーツやさとうきびの栽培も盛んです。

この島では、国の特別天然記念物「アマミノクロウサギ」さんが人と共生しながら暮らしています。

生物多様性豊かな森を有する奄美群島 徳之島。

世界中でもこの地域(徳之島と奄美大島)にのみ生息しているアマミノクロウサギさんが暮らしています。

徳之島での生息数は約200頭まで減少したと言われていましたが、これまでの取り組みが功を奏し、推定値ですが約2000頭以上まで増え、回復傾向にあります。

体長50cm、体重3,000g程度もの大きさに成長する個体もあり、徳之島の森では比較的大きな生物であるため、様々な外敵から身を守る必要がありました。

こういった背景から、排泄をする時は、周りを見渡せる開けた道路などですることが多く、ロードキル(交通事故)の原因ともなっています。

また、アマミノクロウサギさんの特徴として子育てがあげられます。

徳之島に生息するハブなどの外敵から襲われることを防ぐために、子育て専用の巣穴をほり、その穴で子ウサギを育てます。

親ウサギは外出時に巣穴にフタをして、子ウサギを守っています。

徳之島では、たくさんのみなさんの保護活動の取り組みが進み、今まで姿を見せなかった地域でもアマミノクロウサギさんを見かけることが多くなり、個体数の増加を喜んでいました。

しかし、個体数の増加は新たな問題を引き起こし、車との衝突によるロードキル(交通事故)や、果樹園などの木をかじってしまう食害被害が増加し、その対策が急がれる事態となっています。

ロードキル対策(アマミノクロウサギさんの交通事故)

徳之島町では、アマミノクロウサギさんが出没する道路に飛び出し注意を喚起する看板やネットを設置したり、車の減速を促す減速舗装などを積極的に行っています。

こうした対策をした道路付近では、アマミノクロウサギさんのロードキル(交通事故)は減少傾向となっています。

また、徳之島の空の玄関口である「徳之島子宝空港」には、アマミノクロウサギさんが道路にいることを知っていただく看板を設置し、島を訪れる観光客の皆様にも注意を呼び掛けています。

食害対策(アマミノクロウサギさんが木をかじらない対策)

徳之島では温暖な気候を利用して、柑橘果物の「たんかん」の栽培が盛んです。

しかし、数年前からアマミノクロウサギさんがたんかんの木をかじる被害が広がり農家さんは大変困っていました。
※木がかじられると枯れてしまったり、美味しいたんかんが収穫できなくなります。

徳之島町ふるさと納税ではウサギさんが木をかじらないようにする保護ネットを農家さんに無償で配布し、木に巻き付けていただいています。

この対策によりかじられる被害は無くなり、農家さんも一安心しています。

農家さんにとっては1本1本の木に保護ネットを巻き付ける作業はとても大変ですが、共生への取り組みに賛同いただき、ご協力をいただいています。

今年度は新たな取り組みとして、走行中の車のスピードを感知して、ドライバーに注意を呼び掛けるシステムを導入します。

このシステムでは、一定以上のスピードで走行している車に、ランプなどで減速を促す仕組みで、今年度は様々なデーターを収集し、数年以内にはアマミノクロウサギが道路に姿を見せた時に、ドライバーに注意喚起するシステムを目指します。

また、このシステムが構築できれば、様々な野生動物にも活用できることから、徳之島だけではなく全国の野生動物のロードキル減少につながればと考えています。

アマミノクロウサギさんが活発に活動している地域の道路にミリ波レーダー式システムを設置しロードキルの減少を目指します。

事業費:1,600,000円

アマミノクロウサギさんの個体数の増加により、町内の果樹園ではウサギさんが木をかじる被害が増加しています。

徳之島町では今年度も農家さんが大切にしている木をウサギさんがかじらないように、保護ネットを無償で配布させていただく予定です。

また、この保護ネットを導入し、アマミノクロウサギさんとの共生を目指してくださる農家さんの果物を活用し、新たな特産品開発や、環境教育にも生かしていきたいと考えています。

※右下の写真は共生の取り組みを学びに来た東京の武蔵野大学の皆さんです。

ふるさとチョイスGCFでは、今回のプロジェクト事業の目標金額を250万円に設定させていただきました。
目標金額を超えるご支援をいただいた場合は、アマミノクロウサギさんの保護活動に大切に活用させていただきます。
※他サイトでも寄附の募集を行っているため、事業費の一部を目標金額に設定しています。
※目標金額に達成しなかった場合でも、事業費の見直しを行い事業を実施いたします。

鹿児島県徳之島町長 高岡秀規

鹿児島県徳之島町では、2018年から「ふるさとチョイス」様のGCFプロジェクトを活用させていただき、アマミノクロウサギの保護活動を継続して行っています。
最初は個体数の増加を目的としたプロジェクトでしたが、様々な皆様のご協力によって徳之島での個体数は増えてきております。
しかしながら、新たな課題として個体数の増加はロードキル(交通事故)や食害被害など、新たな問題を引き起こしてしまいました。
徳之島町ではこれまでも全国の皆様と様々な問題をひとつひとつ丁寧に解決してまいりましたが、今年度も問題解決に向けた取り組みを進めてまいります。

徳之島ではアマミノクロウサギを含む貴重な動植たちといつまでも共生できる島を目指しています。
世界の宝でもあるアマミノクロウサギを守る取り組みにご協力をいただければ幸いです。

鹿児島県徳之島町 自然保護担当 仲田 英貴

世界自然遺産登録から5年目を迎え、地元の自然保護活動団体を中心とする地域の方々、GCF(ガバメントクラウドファンディング)を活用した自然保護活動等により、アマミノクロウサギをはじめとする徳之島の希少野生動植物の個体数は増加し、生息域の広がりを実感しています。

その一方で、アマミノクロウサギのロードキル、食害被害が大きな課題となっています。

徳之島町では、アマミノクロウサギの交通事故死の0(ゼロ)を目標とするとともに、農家さんと協力しながら、お互いが仲良く暮らしていける環境づくりに取り組みます。

アマミノクロウサギとの「共生」のため、みなさまのご協力を宜しくお願い致します。

徳之島町ふるさと納税では、ほぼ毎日SNSで情報発信中です。
アマミノクロウサギさんとの共生の取り組みも投稿しておりますので、ぜひご覧いただければ幸いです。

鹿児島県徳之島町ふるさと納税(アマミノクロウサギふるさと納税)公式facebook 鹿児島県徳之島町ふるさと納税(アマミノクロウサギふるさと納税)公式X (旧Twitter) 鹿児島県徳之島町ふるさと納税(アマミノクロウサギふるさと納税)公式 instagram
ふるさと納税返礼品 アマミノクロウサギ共生たんかんジャム(160g×1瓶)寄附額5,000円 ふるさと納税返礼品 アマミノクロウサギ共生たんかんジャム(160g×2瓶)寄附額10,000円

こちらのジャムは、徳之島でアマミノクロウサギさんとの共生にご協力いただいている農家さんのたんかんを使用したジャムです。
たんかんの上品な甘みが特徴で、口に入れた瞬間に南の島の濃厚なフルーツの味を感じられる美味しさです。
この返礼品を選んでいただくことで、アマミノクロウサギさんとの共生の支援につながり、農家さんの所得の向上も目指しています。
ぜひ、このジャムを選んでいただければうれしいです。

※パッケージデザインは共生の取り組みを学んだ東京の武蔵野大学の生徒さんにご協力いただきました。
※たんかんの皮のみ、他の農家さんの原料も一部含まれています。

お礼の品ご紹介

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進捗情報

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