大分県(おおいたけん)

個性豊かな山々が連なる「くじゅう連山」の自然を守りたい!

寄付金額128,000

目標金額2,000,000

達成率6.4%

  • 達成率

    6.4%
  • 支援人数

    18
  • 終了まで

    88日/90

寄付募集期間

2025年11月17日2026年02月15日90日間)

概要

大分県✖YAMAP

阿蘇くじゅう国立公園に位置するくじゅう地域は、噴煙を上げる火山、久住高原や飯田高原などの広大な草原、ラムサール条約に登録されている坊ガツル湿原やタデ原湿原など、自然の魅力に溢れた地域です。

春は野焼きで真っ黒になった大地をキスミレやサクラソウが彩り、初夏にはミヤマキリシマが山肌をピンクに染めます。秋は紅葉で山々が鮮やかに色づき、九州とは思えないほどの寒さとなる冬は、一面銀世界となります。

くじゅうは季節ごとに様々な顔を見せ、年間を通して多くの登山者等が訪れますが、広大なくじゅう連山の自然環境を維持するには多くの人手と費用が必要です。

今回のプロジェクトでは、誰もがくじゅうの自然を安全に楽しむことができるよう、地域の方々とともに老朽化した登山道の補修や植生復元などを行います。皆様の温かいご支援をお願いいたします。

くじゅう連山のご紹介

くじゅう連山は九州本土最高峰の中岳をはじめとする1700m級の山々が連なり、「九州の屋根」とも呼ばれています。

日本百名山にも選ばれる久住山や九州本土最高峰の中岳、どっしりとした山容が特徴の三俣山にくじゅう随一の紅葉を誇る大船山など、個性豊かな山々が連なるくじゅう連山には、登山初心者から上級者までの誰をも惹きつけてやまない魅力があります。

日本百名山・久住山(くじゅうファンクラブ提供)
日本百名山・久住山(くじゅうファンクラブ提供)
平治岳のミヤマキリシマ(くじゅうファンクラブ提供)
平治岳のミヤマキリシマ(くじゅうファンクラブ提供)
タデ原湿原から見る三俣山
タデ原湿原から見る三俣山
大船山と御池(くじゅうファンクラブ提供)
大船山と御池(くじゅうファンクラブ提供)
冬の硫黄山(くじゅうファンクラブ提供)
冬の硫黄山(くじゅうファンクラブ提供)

くじゅう連山が抱える問題

多くの登山者から愛され、地域の方々をはじめとした多くの皆さまに守られてきたくじゅうですが、一方で問題も発生しています。

近年は台風や地震等の災害が多発しており、道標の倒壊や木道の崩壊等、登山道に多くの被害が発生しています。

また、高齢化による人手不足などの理由から、草原維持に必要な野焼きの実施が困難になっており、草原が有する植生や景観の維持が危ぶまれる状況にあります。

老朽化した木柵
老朽化した木柵
洗堀等で崩れた階段
洗堀等で崩れた階段
腐食により抜けた杭
腐食により抜けた杭

寄附金の使い方

皆様に安心してくじゅうの自然を楽しんでいただくため、老朽化した登山道の補修や植生復元など、くじゅう連山の自然環境整備等を行います。

これには多くの人手と費用が必要になるため、寄附金額の目標は200万円としました。

なお、目標金額を上回った場合、達しなかった場合でも、本プロジェクトの事業費として全額を活用させていただきます。

くじゅうを守る活動

くじゅう連山を始め、くじゅうの自然は地元の保護団体等の活動により守られています。
県はこのような団体と連携し、自然環境の整備を進めます。

九重の自然を守る会

九重の自然を守る会では、平治岳の登山道整備に"一人一石運動"を提唱(平成8年)し、登山者に協力してもらっています。

ミヤマキリシマの開花時期は梅雨に近く、雨が降ると火山灰土の登山道はぬかるみます。登山者は足場の良い場所を選んでたどるため、登山道が幾重にも分かれ、植物が踏み荒らされている状況です。

そこで、平治岳に向かう登山者に石を運んでもらい、ぬかるんだり、溝になった登山道に石を敷き詰めて整備を行っています。

この活動を通じて自然保護活動に参画してもらい、自然保護・保全の大切さを訴えていくのが運動の狙いです。

登山者のために小川から運んだ石を積む様子(九重の自然を守る会提供)
登山者のために小川から運んだ石を積む様子(九重の自然を守る会提供)

くじゅうネイチャーガイドクラブ

くじゅうネイチャーガイドクラブでは、2020年7月豪雨災害以降、くじゅう地域で自然環境保全に支援頂ける方(NCサポスタ)のメンバー登録を開始し、保全活動を継続しています。

これまで延2千人超の方々に傷んだ登山道整備などに力を貸して頂きました。この活動は、山が大好きな一般登山者とガイドとが一緒になって、自然を守る気持ちを育て自然を労わる技術を工夫し実施する活動です。

登山道の補修作業(くじゅうネイチャーガイドクラブ提供)
登山道の補修作業(くじゅうネイチャーガイドクラブ提供)

飯田高原野焼き実行委員会

飯田高原野焼き実行委員会は1996年に結成し、約360haの野焼きを復活させました。以後、実行委員を中心にボランティアの応援をもとに野焼きを継続しています。年を追うごとに野焼き面積も広がり、現在は約600haまで拡大しています。

草原を守る野焼き
草原を守る野焼き

大分県から皆様へ

多くの皆さんが愛し訪れる雄大なくじゅうの自然をみんなで守っていくため、YAMAPふるさと納税を活用したクラウドファンディングを始めました。

いただいた寄附金は、皆様にいつまでもくじゅうを楽しんでいただくための環境整備に使わせていただきますので、温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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進捗情報

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