山形県鶴岡市(やまがたけんつるおかし)

【 NEXT GOAL 】海岸砂防林の維持と再生プロジェクトー激増する松くい虫被害から庄内海岸砂防林を守りたいー

寄付金額18,207,500

目標金額10,000,000

達成率182%

  • 達成率

    182%
  • 支援人数

    866
  • 終了まで

    受付終了

寄付募集期間

2025年07月03日2025年12月31日182日間)

このプロジェクトは終了しました

概要

山形県鶴岡市

庄内地方の沿岸部には、クロマツで形成された砂防林が、北は遊佐町から南は鶴岡市湯野浜まで延⾧33km に渡って植林されております。およそ300 年前に飛砂の猛威に苦しんだ先人たちの手により築き上げられた大いなる遺産であり、その一部は鶴岡市が維持管理している砂防林です。
全国的に問題となっている松くい虫被害ですが、鶴岡市では平成7年度より重点実施地区を定めて、松くい虫被害木の伐倒駆除や薬剤散布を実施し、被害量は平成28 年度をピークに一時減少傾向にありました。しかし、令和5年度には高温少雨などにより前年の2倍超の約2,700 本の被害量を記録し、続く令和6年度にも同様に被害が約5,100 本と急拡大し続けて甚大な被害量となっています。
鶴岡市では、早期の砂防林の回復を目指して、被害木の除去、植栽、保全活動などに取組み、次世代へ引き継いでいきたいと考えています。

 

美しい庄内海岸の松林を次世代へ

先人たちが築いた大いなる遺産「砂防林」

【クロマツで形成された庄内海岸の砂防林】
【クロマツで形成された庄内海岸の砂防林】

鶴岡市を含む庄内地域の海岸沿いは、かつて自然林で覆われていましたが、戦国時代の戦乱や製塩のための乱伐により、森林が消失・荒廃しました。森林の消失・荒廃に伴い、急速に砂丘が発達し、海岸沿いの集落は季節風による飛砂、河口埋没による洪水に苦しんだ時代がありました。
その後300年にも渡る苦闘の末、先人たちの手により海岸林が造成され、庄内地域の暮らしや産業の基盤としての砂防林の役割を果たしてきました。
高度経済成長期以降は、生活様式と管理意識の変化から手入れ不足が顕著となり、現在は、松くい虫被害の拡大が最大の課題となっています。

松くい虫被害ってなに?

【松くい虫被害のサイクル】
【松くい虫被害のサイクル】

松くい虫被害は、夏から秋にかけてマツの葉が急速に茶色く変色し、枯れてしまう伝染病です。
松枯れの原因となる体長1mmにも満たないマツノザイセンチュウ(線虫)が、マツの樹体内で活動することで、通水障害を起こしてマツが衰弱・枯死します。その衰弱・枯死したマツに体長2~3cmのマツノマダラカミキリ(カミキリムシ)が産卵し、羽化した新成虫が線⾍を体内に⼊れて、別の健全なマツに移動し、その若枝を⾷べる際に線⾍が樹体内に侵⼊するというサイクルを繰り返すことで、周囲のマツに被害が拡⼤していきます。これら線虫やカミキリムシを総称して「松くい虫」と呼んでいます。

北アメリカから輸入した松材と一緒に線虫が日本に上陸したものと考えられており、明治時代に長崎県で初めて松くい虫被害の発生が確認され、現在では、北海道を除くすべての都府県で被害が確認されています。
庄内地方では、昭和54年に初めて確認された後、平成26年度に被害が増大。平成28年度には過去最大の被害を記録しました。
鶴岡市では、平成7年度より重点実施地区を定め、松くい虫被害木の伐倒駆除や薬剤散布を実施し、被害量は一時減少傾向にありましたが、令和5年度に夏場の高温少雨等の影響から、カミキリムシが繁殖しやすい環境となり、前年の2倍超の約2,700本の被害量を記録し、続く令和6年度にも同様に被害が約5,100本と急拡大し続け、甚大な被害量となっています。

【マツノマダラカミキリの羽化】
【マツノマダラカミキリの羽化】

 

被害拡大防止に向けて

被害予防と拡大防止のため、巡視や松くい虫被害の状況調査を行い、カミキリムシが羽化し成虫となる6月上旬前までに被害木の伐倒処理や薬剤防除を行っています。
被害木の伐倒に伴い、砂防林としての機能が失われた箇所には、松くい虫に抵抗力のあるクロマツの苗木の植樹を行い、機能の維持・回復に努めています。

【松くい虫被害により葉が褐変したクロマツ】
【松くい虫被害により葉が褐変したクロマツ】
【被害木の伐倒作業の様子①】
【被害木の伐倒作業の様子①】
【被害木の伐倒作業の様子②】
【被害木の伐倒作業の様子②】
【被害木の伐倒作業の様子③】
【被害木の伐倒作業の様子③】
【伐倒された被害木(断面が黒く変色)】
【伐倒された被害木(断面が黒く変色)】
【薬剤散布の様子(地上散布)】
【薬剤散布の様子(地上散布)】

本プロジェクトは、先人たちが築き上げたこの美しい庄内海岸の松林を次世代へ引き継いでいきたい、そんな思いから立ち上げました。

 

伐採した木材の利活用

伐採した木材は、枝も含めて幹全体の破砕処理(粉々に砕く)を行い、木質ペレットなどバイオマス利用促進を図る取り組みに利用されています。
クロマツを原材料とした木質ペレットは、着火性・燃焼性に優れ、高品質かつ強火力!
自然由来の木材のみを使用しており、不純物や添加物は一切入っていないため、猫砂としても安心して使うことができます。

こうした特徴から、鶴岡市ふるさと納税でも根強い人気のある返礼品となっています。

【クロマツからつくった木質ペレット】
【クロマツからつくった木質ペレット】
【木質ペレットが燃焼する様子】
【木質ペレットが燃焼する様子】

※木材の中にいた松くい虫は、木材をチップ状に粉砕、または高温でペレットに成型する過程で無害化されます。安心してお使いください。

▲木質ペレットを申し込んで鶴岡を応援する場合はこちら
▲木質ペレットを申し込んで鶴岡を応援する場合はこちら

 

寄付金の使い道

鶴岡市では、早期の砂防林回復を目指し、被害木の除去、植栽、保全活動などの取組みを進めてまいります。先人たちが築き上げた大いなる遺産『砂防林』を、次世代へ引き継いでいきたいと考えていますので、皆様方からのご支援をよろしくお願いいたします。

※目標金額に達しなかった場合、または目標金額以上の寄付をいただいた場合でも、砂防林の維持・回復に要する費用として大切に活用させていただきます。

 

 

お礼の品一覧

※お礼の品は、追加・変更の可能性がございます

  • まちづくり・コミュニティ
  • 森林・林業
  • 自然・環境

進捗情報

当初の目標額に引き続きネクストゴールを達成しました。

2026年1月8日(木) 17:00

こんにちは、山形県鶴岡市役所の農山漁村振興課の広報担当です。

皆様からの暖かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
当初の目標額10,000,000円に引き続き、ネクストゴール目標額15,000,000円を達成することができました。(12月31日時点で18,207,500円)
皆様のご寄付は万全な松くい虫被害対策に活かしてまいります。

今後とも、よろしくお願いいたします。


【12月末の松くい虫被害調査状況】


当初の目標額を達成しました。引き続きよろしくお願いします。

2025年11月28日(金) 18:02

こんにちは、山形県鶴岡市役所の農山漁村振興課の広報担当です。

皆様から暖かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
当初の目標額10,000,000円を達成することができました。(11月22日)
皆様のご寄付は万全な松くい虫被害対策に活かしていきます。
ご寄付が好調であることや、松くい虫被害が拡大しており、被害対策の必要性がさらに高まっていることから、ネクストゴールを再設定することとしました。
ネクストゴールは「15,000,000円」
今後とも、よろしくお願いします。



【現在の松くい虫被害状況】


中間報告です

2025年9月18日(木) 14:23

こんにちは、山形県鶴岡市役所の農山漁村振興課の広報担当です。

皆様から温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
クラウドファンディング開始から80日が経過し、これまで寄附金400万円をいただきました。目標金額1,000万円の40%を達成しております。

〇現在の取り組み
林業のプロフェッショナルである地元の森林組合と連携し、昨年度の残存被害木と今年の新たな被害木を合わせて、約1500本を伐倒駆除しています。

〇今年の気象状況
今年の夏も高温で少雨のため、松くい虫被害の拡大が懸念されることから、なお一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

〇寄附金の募集期限 令和7年12月31日
期限まで残り3か月余りとなりました。
今後も万全な松くい虫被害対策を進めてまいりますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

<下記写真は現在の松くい虫被害状況>


募集開始後1か月の経過報告です

2025年8月8日(金) 10:23

こんにちは、山形県鶴岡市役所の農山漁村振興課の広報担当です。

再生プロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングを開始してから1か月が経過し寄付額が目標の15%を超えました。皆様のご理解とご協力に対し感謝申し上げます。

全国的に松くい虫被害が発生しておりますが、このプロジェクトを通じて鶴岡市の海岸砂防林の厳しい現状を多くの方から知っていただき、松くい虫の被害対策に興味を持っていただけければ幸いです。
さて、厄介者のマツノザイセンチュウ(線虫)を付けたマツノマダラカミキリが、被害木からの巣立ちを前に、被害拡大防止のため対策薬剤散布作業を行っております。
また、枯損し、倒木の恐れがある被害木の伐倒駆除作業も行っております。

毎日、炎天下の現場作業なので熱中症対策には気をつけておりますが、皆様も連日の高温には気をつけてください。

話は変わりますが、鶴岡では ふるさと納税のサイトでも紹介しており全国的にも有名な枝豆の王様「ただちゃ豆」や水はけのよい砂丘で育ち糖度が高く芳醇な香りの「庄内砂丘メロン」の生産、出荷が最盛期を迎えております。
今年は晴天続きで美味しく育っておりますので、是非一度お召し上がりください。

今後も作業の進捗や現状を、報告させていただきますので、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。