愛媛県西条市(えひめけんさいじょうし)

『石鎚山系の自然を守り、魅力を次世代へ』4市町村連携プロジェクト

寄付金額550,000

目標金額1,000,000

達成率55%

  • 達成率

    55%
  • 支援人数

    52
  • 終了まで

    受付終了

寄付募集期間

2025年09月01日2025年10月31日61日間)

このプロジェクトは終了しました

概要

西条市×久万高原町×いの町×大川村×YAMAP

西日本最高峰「石鎚山(1,982m)」を中心とする石鎚山系は、豊かな自然や登山環境に恵まれており、その姿は地域住民に愛され、多くの登山・観光客が訪れています。

この貴重な自然を次世代へつなぐため、4市町村(愛媛県西条市・久万高原町、高知県いの町・大川村)が連携し、登山道整備や自然保護、魅力発信に取り組んでいます。

しかしながら、石鎚山系が抱える課題は尽きず、人材や財源による制限から、今後適切な環境維持や情報発信が低下するおそれがあります。本プロジェクトでは、将来にわたりこの自然を守り、安全に楽しんでいただけるよう、ふるさと納税制度を活用した寄付を募り、課題解決のために活用させていただきます。

石鎚山系ってどんなところ?

石鎚山系は、愛媛県と高知県の県境に沿って東西約50kmにわたり広がる、西日本屈指の山岳地帯です。標高1,500m以上の山々が20座以上連なり、その中心に位置する日本百名山・石鎚山(標高1,982m)は、西日本最高峰として知られています。

標高の高さと地形条件から、照葉樹林帯・夏緑樹林帯・亜寒帯植生までの垂直分布が見られ、希少な高山植物や野生動物の宝庫となっています。

山麓には、仁淀川(によどがわ)・吉野川という二大清流をはじめ、四国最大級の面河渓(おもごけい)や程野(ほどの)の滝など、美しい水の景観も見応えがあります。

また、石鎚山系は石鎚国定公園に指定されており、日本七霊山の一つでもあります。毎年7月に開催される「お山開き」では、全国各地から数万人にのぼる信者が登拝に訪れるなど、自然・信仰・観光の全てにおいて重要な地域となっています。

四季折々の自然と、何度も訪れたくなる石鎚山系の魅力

春にはアケボノツツジやトサノミツバツツジが山肌を美しく染め、トレイル沿いには四季折々の植物が彩りを添えます。中腹には本州とは異なる姿をしたブナ林が広がり、稜線部は森林限界に達しないにもかかわらずササに覆われるなど、石鎚山系ならではの風景が楽しめます。

生きものとの出会いも魅力の一つ。コマドリやルリビタキ、ヤマセミといった野鳥のさえずりが森に響き、イシヅチサンショウウオやシコクイチゲなど、石鎚山系にのみ生息する固有種が多く生息しています。

春の石鎚山系をピンク色に染めるアケボノツツジが、山肌に咲き誇ります
春の石鎚山系をピンク色に染めるアケボノツツジが、山肌に咲き誇ります
石鎚山系に響く、コマドリの澄んださえずり
石鎚山系に響く、コマドリの澄んださえずり

石鎚山系には日本百名山の石鎚山だけでなく、日本二百名山の笹ヶ峰、日本三百名山の瓶ヶ森、伊予富士など数多くの登山スポットが点在し、その登山ルートは往復・トレイルを合わせてざっと50ルート。

見える景色も尾根沿いの快晴から一面のササ原、太平洋から瀬戸内海まで多種多様。1度や2度の来訪では味わいきれない魅力が詰まっています。

4市町村連携の取り組み、「石鎚山系連携事業協議会」とは?

石鎚山系の魅力の裏には、様々な課題も存在します。

登山道の整備が追いつかない状況や、山頂へのオーバーツーリズムに代わる山麓の魅力発信など、対応が求められるテーマが多くあります。特に近年では山系内でシカが増えつつあり、希少な植物が食害を受けるなど、生態系への影響が懸念されています。

広大な石鎚山系が抱える課題は、一つの自治体だけで解決できるものではありません。そのため、石鎚山をまたぐ4つの市町村が行政の枠を超えて連携し、官・民・学が協力のもと、平成29年に「石鎚山系連携事業協議会」が発足しました。

自然団体やボランティア、登山ガイドなど、石鎚山系を愛する多くの関係者が現状や課題を共有しながら、「今、何ができるか」を日々考え、協力して事業を進めています。

平家平で確認された、シカによる幹の食害跡
平家平で確認された、シカによる幹の食害跡
登山道整備の様子(写真左)と、整備が追いついていない登山道(写真右)
登山道整備の様子(写真左)と、整備が追いついていない登山道(写真右)

協議会発足後、公式サイトの開設や登山ルートのグレーディング、観光スポットの情報発信を進めてきました。さらに山麓での楽しみ方として、サイクリングの普及やガイド育成にも取り組んでいます。

近年は登山道の除草や橋の補修、道標の設置など、安全な登山環境の整備に加え、自然植生の調査やシカによる食害対策など、自然保護にも注力。持続可能な石鎚山系を目指し、多角的な活動を展開しています。

石鎚山系の自然を守り、多くの方へ魅力を伝えたい!

こうした事業は、当初は国の交付金を活用して行われ、現在は4市町村がそれぞれ財源を負担して継続しています。しかし、石鎚山系が抱える課題や関係者の想いは年々大きくなる一方で、厳しい自治体財政の中では、実施したい事業にも制約が生じてしまいます。

そこで私たちは、協議会の趣旨にご賛同いただける方々からの寄付を募り、石鎚山系を次世代へとつなぎ、これからも多くの方に親しまれる地域であり続けるために、活動を継続していきたいと考えています。

寄付の活用方針

石鎚山系連携事業協議会は、主に以下3つの分科会に分かれ、各市町村の担当者を中心に事業を検討し、実施しています。

①企画プロモーション
②サイクリング促進
③環境安全・登山

当協議会の予算には運営費やWEBサイト管理費などもありますが、今回の寄付は3つの分科会事業に対し活用させていただきます。
※実施内容は年度ごとに異なります

【寄附の使い道(事業実例)】

①登山道内の除草・整備
②シカの食害に対する予防対策
③サイクリング・登山ガイドの育成
④全国へのプロモーション活動
⑤道標の制作・設置
など

※目標額を上回った場合、下回った場合でも本事業に活用し、石鎚山系のさらなる魅力向上施策を検討させていただきます。

本プロジェクトのふるさと納税制度について

●本プロジェクトのふるさと納税は愛媛県西条市への寄付となり、寄付⾦受領証明書は西条市より送付させていただきます。
●愛媛県西条市・久万高原町、高知県いの町・大川村にお住まいの方も、本プロジェクトへの寄付は「ふるさと納税」として税控除の対象となります(自己負担2,000円を除く)。

寄付に対する返礼について

本プロジェクトは、当協議会の活動理念や事業に賛同いただき寄付を募集することから、返礼品は設けておりません。ただし、多くの方々のご協力により活動が継続できる感謝の念として、ご希望の方には「石鎚山系公式WEBサイト」内で寄付者の氏名等を掲載させていただく予定です。

石鎚山系公式WEBサイト

担当者の想い

愛媛県西条市 観光振興課 矢原 康平

私は西条市で生まれ育ちましたが、子供の頃は石鎚山に数回登ったことのある程度でした。市役所の観光職員として石鎚山系に携わってからは、多くの登山で見た景色に魅了されながら、石鎚山系を愛する人々との触れ合いを通して、石鎚山系を守りたい意識が強くなりました。今、石鎚山系のために自分は何ができるのか日々模索し、多くの方と想いを共有しながら、次代へつなぐことが私の役目だと感じています。

高知県いの町 産業建設課 塩田 幸之助

私の趣味は山で遊ぶことなのですが、現在の担当になるまでは登山道の整備をどのように実施しているのか把握しておりませんでした。仕事を通じて石鎚山系の魅力や、この環境を守ろうとするレジェンドたちの思いを知るようになり、ボランティア作業への参加や企画を実施するようになりました。今回のクラウドファンディングを通じて、みなさまと石鎚山系の雄大な自然を守ることに繋げていきたいと考えております。

事業に携わる方の想い

NPO法人西条自然学校 山本 貴仁さん

石鎚山の山麓にて自然環境調査、教育普及の業務を行っています。現在は石鎚山系の自然の現状と変化を把握するためにニホンジカの調査に取り組んでいます。石鎚山は亜高山帯の南限であり、固有種や希少な動植物が多く確認されています。こうした現状を調べ、伝えることで、保全に繋げたいと考えています。

  • 山・農業
  • 自然・環境

進捗情報

プロジェクト終了のご報告とお礼~たくさんのご支援をいただきましてありがとうございました~

2025年11月5日(水) 17:49

2025年9月1日より受付を開始しました4市町村連携プロジェクト「石鎚山系魅力発信事業」の寄付募集は、2025年10月31日をもちまして無事に終了いたしました。
目標金額には届きませんでしたが、石鎚山系を愛する多くの方々に趣旨をご賛同いただき、多額のご支援をいただくことができました。
みなさまからいただいた寄付金は、登山道の整備をはじめとする、「石鎚山系連携事業協議会」の令和8年度事業の費用に充てさせていただきます。
石鎚山系では、4市町村(本市、愛媛県久万高原町、高知県いの町、高知県大川村)が広域で連携し、魅力発信や自然保護などに取組んでいます。引き続き、地域一体となって課題解決に向けて取り組み、持続可能な石鎚山系の魅力向上を目指してまいります。
今後とも、石鎚山系の魅力発信や環境保全等にご理解をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
この度はあたたかいご支援、本当にありがとうございました。