
長崎県対馬市(ながさきけんつしまし)
【ネクストゴール500万円に挑戦中】【日本一】海ごみが流れ着く対馬の海を守りたい!”Ocean Good Art”をご支援ください!
寄付金額5,002,672円
目標金額3,500,000円
達成率142.9%
達成率
142.9%支援人数
38人終了まで
受付終了
寄付募集期間
2024年10月21日~2025年01月18日(90日間)
このプロジェクトは終了しました
概要
長崎県対馬市×YAMAP

※昨年実施した「対馬海ごみアート×NFT」プロジェクトの令和6年度版です
おかげさまで、2024年12月19日に当初の目標を達成しましたが、ネクストゴール「500万円」を目指して引き続き(1/19まで)実施します!
「Ocean Good Art」は、日本一海ごみが流れ着く対馬で、漂着ごみの回収率を向上させるための活動を行っている対馬市のプロジェクトです。漂着物を使ったアート作品を制作・販売し、その収益を対馬の漂着ごみ回収・処理の財源に充てる取り組みや、アート作品の展示を通じた海ごみ問題の啓発等の取り組みを行っています。
アート作品の購入者には証明書として ”NFT”を発行し、最終的にはその”NFT”によって、海ごみ問題解決に関わる様々なステークホルダーがつながり、ともに活動していく”DAO”的なコミュニティを目指しており、アートの力で対馬の漂着ごみの回収量を増やし、さらには日本海に流れ込む海洋ごみの量を減らすことに貢献したいと考えています。
みなさまからご支援いただいた寄付金は、GCF目標額の達成、未達成に関わらず当プロジェクト運営費および漂着ごみ回収・処理財源として活用させていただきます。
・寄付金の用途
1.プロジェクト運営費
・事務局運営費
・アート制作費
・アーティスト・イン・レジデンス利用料
・Webサイト保守費
・その他、運営に必要な経費
2.漂着ごみ回収費用
・目標金額を上回った場合は、漂着ごみ回収・処理費用等に直接活用します
・返礼品について
今年度は、数量限定で本プロジェクトの限定返礼品を選択できるようになっています。
対馬の海岸で集めた漂着プラスチックや流木を活用したアップサイクル商品ですので、ぜひご検討ください。
【日本一】海ごみが流れ着く島、対馬の海を守りたい!「Ocean Good Art」をご支援ください!
ご挨拶
数あるプロジェクトの中からご覧いただきありがとうございます!対馬市SDGs推進課の久保です。
昨年10月から実施した「対馬海ごみアート×NFTプロジェクト」では、73名の方に総額3,383,000円をご支援いただきました。目標金額を大幅に上回ることができ、ご支援いただいた皆様にはこの場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
「対馬海ごみアート×NFTプロジェクト」は「Ocean Good Art」という名称に生まれ変わり、みなさまのご支援のおかげで、アートを通じた”オーシャングッド”な取り組みを行うことができています。
今年度もGCFを実施することになりましたので、ご支援いただけると幸いです。

昨年度GCFとの変更点
今回のGCFプロジェクトですが、昨年度との変更点としてGCF限定の「返礼品」を選択できるようになりました。
(※11月26日から開始しました)
返礼品は、対馬の漂着プラスチックや流木を使った素敵な製品をご用意しています。返礼品をご希望の方は、緑色の寄付ボタンの下にある「お礼の品を選んでこのプロジェクトへ寄付をする」からお申し込みください。なお、手作りの製品になるため数に限りがありますのでご注意ください。
また、昨年同様、「返礼品なし」も選択可能ですので、「純粋に寄付をしたいだけで返礼品はいらないよ!」という方は、そのままお申し込みください。
これまでの活動
さて、まずは昨年度のGCFでご支援いただいたことで、どのような活動を実現できたのか、みなさまへご報告・ご紹介します。
1月〜2月、福岡を拠点に活動されているアーティスト「しばたみなみ」さんが対馬で滞在制作を行い、島内の海岸を巡って漂着物を集めて、「祠(HOKORA)」をコンセプトとして6つの作品を制作しました。
作品を眺めていると、本来は”捨てられ、海に流され、役目が終わったはずのモノたち”が、アーティストによって命を吹き込まれて蘇ったような感覚が湧いてきます。

作品制作の様子を動画にまとめていますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。作品に込められた”想い”や”ストーリー”を、みなさまにも感じ取っていただければ幸いです。
そして、作品が完成した2月から7月までの間に、島内外8ヶ所で作品展示を行いました。
”海ごみアート”という”カタチあるモノ”によって、少しでも多くの方が海ごみ問題に興味関心を持ち、考えるきっかけとなるよう啓発活動を行っています。
■これまでの展示実績
2024年
・2月 作品完成お披露目会実施(hatoba)
・3月 対馬学フォーラム
・4月 対馬市市制20周年記念式典会場
・4月 対馬市交流センター4階ギャラリー
・5月〜6月 半井桃水館2階ギャラリー
・6月 厳原港国内ターミナル1階
・7月 日米韓海洋環境シンポジウム(アクロス福岡 国際会議場)
・7月 大丸福岡天神店本館
・10月 ベイサイドプレイス博多
・11月 十八親和銀行長崎営業本店
対馬空港ターミナル1階到着ロビー
・12月 対馬空港ターミナル2階売店前
2025年
・(予定)1月 十八親和銀行対馬支店
今後も島内外の様々な場所で展示をしていく予定です。展示場所をご提供いただける方がいらっしゃれば、ご連絡いただけると幸いです。

世界の海ごみの状況
世界では、年間に800万トン(ジャンボジェット5万機分)の海洋プラスチックが発生し、累計で1億5000千万トンが流出していると言われています。
そして、2016年の世界経済フォーラム(ダボス会議)では「2050年までに世界の海洋プラスチックの量が魚の総量を上回る」という非常にショッキングな予測が発表されました。
今後も増加する海ごみに対して、国や自治体のこれまでの取り組みや市民ボランティア活動だけで解決していくのは現実的ではありません。世界的にこういった状況にどう向き合っていくのか、非常に難しい問題です。
対馬の状況

対馬市では海岸漂着物のモニタリング調査を毎年行っており、島の西側に4箇所、東側に2箇所に設定したモニタリングスポットの漂着量を基に全体の漂着量を推計しています。
その推計によると、近年は年間で3万〜4万立方メートル(重量にすると3千トン以上)のごみが漂着していると試算されており、50メートルプール換算で12〜16杯、一般的な家庭のお風呂で換算すると16万杯相当になります。この量は基礎自治体(市町村)では国内トップクラスの量です。

そして、ごみの流出元の国別内訳をみてみると、約7割は中国や韓国などを中心とした海外由来のごみです(※ペットボトルラベルのバーコード番号や言語で判断)。

対馬市では国の補助金を使いながら、年間約2.8億円の事業費をかけて漂着物対策に取り組んでいますが、それでも回収できるのは漂着ごみ全体の2割ほどにとどまっています。
本来であれば全て回収したいところですが、自治体の予算には限りがあり、なかなか実現できていません。
写真と動画で見る対馬の海岸

上記写真を見ていただくと、対馬の漂着ごみの多さをご想像いただけるのではないでしょうか。このような海岸は対馬ではいたる所にあります。


海岸を覆う白い粒々は砂ではなく、マイクロプラスチック(発泡スチロール)です。
上の動画は、硬質なプラスチックが欠けたり削れたりして小さくなったもの、発泡スチロールが細かく砕けたものが海岸に堆積している様子です。このようなマイクロプラスチックが海岸を覆い尽くしている場所もあります。
余談ですが、こ の海岸を歩くと発泡スチロールで足元が”フカフカ”します。私が初めて足の裏でこの"フカフカ"を体感した時、この問題をどうにか解決できないかと真剣に考えるようになり、この「Ocean Good Art」」を始めるきっかけになっています。
話が脱線しましたが、ここまで細かくなると回収作業が非常に困難になるため、本来であれば微細化する前の回収が望ましいのですが、なかなか実現できていない状況です。
対馬の漂着ごみが日本一多い理由
では、なぜ対馬にこれほどまでに大量の海ごみが漂着するのか?
その理由は、対馬の位置や島の形、周辺の海流、風向きなど、実にさまざまな要素が絡み合っています。
対馬は日本近海の大きな海流のひとつである対馬海流(暖流)の通り道に位置しています。そして島全体が複雑に入り組んだリアス海岸で、海岸総延長距離は900キロメートル以上におよびます(東京から福岡までの直線距離より長い!)。対馬海流に乗ってきた海ごみが日本海に流れ込もうとする、ちょうどその位置に対馬があり、さらに、朝鮮半島から吹く季節風によって海ごみが流されて対馬の西海岸に流れ着き、複雑に入り組んだリアス海岸が海ごみを絡め取るようにキャッチします。
もし対馬がこの場所にこのような環境で存在していなければ、日本海沿岸には、もっと多くの海洋ごみが漂着しているでしょう。
そういう意味では、対馬が“海ごみの防波堤”となって日本海を守っているとも言えます。

このような対馬独自の立地や自然環境などの条件が重なり、対馬は日本で最も漂着ごみの量が多くなっています。
漂着ごみの回収・処理作業
対馬の海岸の多くは陸側からアプローチできないため、地元の漁協へお願いして海側から船を使って回収していただいています。

船が近づけない場所や、回収効率の悪い場所はどうしても後回しにせざるを得ず、先ほどの写真や動画のような状態の海岸が今も多く残されています。
漂着ごみは回収時に分別し、トン袋(高さ1m×幅1m×奥行1m)と呼ばれる袋に入れられて、島内の処理施設へ持ち込まれます。

毎年、この袋が約8,000袋運び込まれます。
仮に対馬の漂着ごみを全て回収するとこの袋が4万袋程度になります。上記の写真は約2,000袋。
そこからブイや発泡スチロールなどは破砕機等にかけて細かくして、リサイクルできるものはリサイクルに回し、魚網などのリサイクルが 難しいものは埋立処分されます。
海洋プラスチック問題
海ごみの中でもプラスチックごみが増え続けており、海洋プラスチックごみを回収しなければ次のようなリスクが出てきます。




海洋プラスチック問題は、景観が悪化するという目に見える影響だけではありません。
魚を介して人体にマイクロプラスチックが入り込み健康被害を及ぼす恐れがあります。
また、船のスクリューに魚網が絡まるなどの被害がすでに出始めており、特に対馬のような離島では船が動かないと暮らしが成り立ちません。
船舶航行への支障が増えてくると物流が滞って、日本経済にも影響を及ぼし、思わぬところで自分たちの暮らしに悪影響を及ぼす可能性があります。
SDGsの視点で考えたと き、“健全な経済は健全な社会の上で”、“健全な社会は健全な環境の上で"成り立つという概念がありますが、まさにその通りだと思います。
海ごみ対策の種類
海ごみ対策は大別すると4つあると考えています。
1. 発生抑制対策
発生抑制は自治体の取り組みだけで解決できるものではありませんし、日本だけで解決できる問題でもありません。ごみが海に流れ出ないようにする国際的な取り決めや、使い捨てのプラスチックの量自体を減らす取り組みが必要です。日本では環境省を中心として、国際的なルールを検討しています。
2. 自然に還る素材の開発
こちらは研究機関やメーカーによって、生分解性プラスチック等の研究開発が進められています。海に流れ出ても自然に還る素材であれば、万一、海に流れ出てしまっても長期的に見れば海を汚すことはありません。
3. 海に流れ出た海ごみの回収・処理
対馬市ではこれまでも漂着ごみの回収事業に力を入れて取り組んできましたが、人口減少による予算縮小、高齢化による労働力の低下など、これまでの当たり前が当たり前でなくなる時代に突入しているという点を考慮すると、従来と同じ取り組みを続けられるかも分かりません。現状のままでは状況が良くなる見込みはありませんので、今までにない施策の必要性が出てきます。
4. 回収したごみの再資源化・再利用
回収した海洋プラスチックの有効活用については、多くの企業が積極的に推進しています。リサイクル、燃料化など色々な方法があります。技術革新によって、この分野は今後も開発が進んでいく分野になります。
自治体が主体となって対策できる範囲は基本的に「3.」になりますが、漂着ごみの回収・処理にはとにかくお金が掛かります。
海岸清掃を経験したことがある方であれば想像がつくと思いますが、4万立方メートル(3000トン)のごみをボランティア活動だけで回収することは不可能です。前述のように2.8億円かけても漂着ごみ全体のうち2割しか回収できていないという現実があります。
より効率的に回収できる仕組みやテクノロジーの開発も必要になりますが、まずは目の前の漂着ごみを少しでも多く回収し、海の美しさを保ちたい。そんな思いから“Ocean Good Art”が始まりました。
Ocean Good Artとは?
そこで、対馬市では持続可能な活動を支えるための「資金調達の仕組み化」を実現するために「Ocean Good Art※旧称;対馬海ごみアート×NFTプロジェクト」を立ち上げました。

様々なアーティストの方に対馬の漂着ごみを使った(またはモチーフとした)アート作品を制作していただき、そのアート作品を通じて得た収益を漂着ごみ回収の財源に充てる取り組みを行っています。
活動内容
・アート制作、販売